水性塗膜防水
「強靭さ」と「優しさ」を両立した水性塗膜防水
当社の、水性塗膜防水工法は、強靭で耐久性のある浸透性防水塗膜や弾性塗膜を形成するポリマーセメント系塗膜防水材を使用しています。この防水材は安全性と耐久性に優れ、施工中も快適な作業環境を実現します。当社の経験豊富なスタッフが、優れた材料と確かな技術で施工し、建物の耐久性と安全性を高めます。信頼のある防水工事をお求めなら、ぜひ当社にお任せください。
水性塗膜防水の主な特徴
高い防水性能
複数回の塗布により、緻密で強固な防水層を形成します。
簡易な施工
特殊な機器を必要とせず、比較的容易+スピーディーに施工できます。
メンテナンス性
補修や再塗装が容易で、長期的な維持管理に適しています。
環境への配慮と安全性
水性塗膜防水は、その名の通り水を主な溶媒としているため、揮発性有機化合物（VOC）の排出が極めて少なく、環境への負荷を最小限に抑えます。また、施工時の臭気が少ないため、居住者や作業者の健康への影響も軽減されます。さらに、引火性が低いことから火災のリスクも低減され、安全性の高い工法として評価されています。
この環境配慮型の防水工法は、SDGs（持続可能な開発目標）の達成に貢献する建設技術としても注目を集めており、環境意識の高まりとともに、今後さらなる需要の増加が見込まれています。
水性塗膜防水の多彩な活用
屋上
屋上は建物の中でも最も厳しい気象条件にさらされる場所です。水性塗膜防水は、紫外線や雨水による劣化に強く、屋上全体を均一にカバーすることで優れた防水効果を発揮します。
ベランダ・バルコニー
人の往来が多く、水はけが重要なベランダやバルコニーにも最適です。防滑性を持たせた仕上げも可能で、安全性と美観を兼ね備えた施工ができます。
外壁
建物の顔である外壁にも水性塗膜防水は有効です。雨水の浸入を防ぐだけでなく、建物の美観を保ちます。
基礎
地中からの湿気や水の侵入を防ぐため、建物の基礎部分にも使用されます。地下室や半地下の構造物の防水にも効果的です。
屋内水回り
キッチンや洗面所などを設置する前の施工としては最適です。床や壁面の防水処理に使用され、水漏れや湿気対策に貢献します。
貯水槽
水を常時貯める構造物にも使用できます。無害で耐久性が高いため、飲料水用の貯水槽の防水にも安心して使用できます。
水性塗膜防水の耐久性と寿命
一般的な耐用年数
水性塗膜防水の一般的な耐用年数は、通常10〜15年程度とされています。ただし、使用環境や日々のケア、定期的なメンテナンスによって、この期間はさらに延長することが可能です。
耐候性能
紫外線や雨、風、温度変化などの気象条件に対する耐性が高く、経年劣化が緩やかです。特に最新の水性塗膜材料は、従来の溶剤型に匹敵する、あるいはそれ以上の耐候性能を有しています。
柔軟性の維持
特殊な機器を必要とせず、比較的容易に施工できます。
メンテナンス性
水性塗膜防水の大きな利点の一つは、メンテナンスの容易さです。必要に応じて部分的な補修や塗り直しが可能で、これにより全面改修までの期間を延ばすことができます。
定期点検の重要性
長期的な性能維持のためには、年1〜2回の定期点検が推奨されます。専門家による点検で、早期に劣化や損傷を発見し、適切な処置を行うことで、防水層の寿命を大幅に延ばすことができます。
再塗装による延命
耐用年数が近づいた際も、既存の塗膜を完全に除去する必要がなく、適切な下地処理の後に再塗装を行うことで、さらに防水性能を延長することが可能です。
環境要因の影響
直射日光の強さ、降雨量、気温の変化など、建物が置かれる環境によって耐久性は変わります。これらの要因を考慮した適切な材料選択と施工方法により、最適な耐久性を確保いたします。
水性塗膜防水は、その優れた特性と適切なケアにより、長期間にわたって建物を守り続けます。当社では、お客様の建物の状況に応じた最適な施工プランと、継続的なメンテナンスサポートをご提供いたします。長期的な視点で建物の価値を守るためにも、信頼性の高い水性塗膜防水をぜひご検討ください。
水性塗膜防水のメリット・デメリット
メリット
- 環境負荷が低く、施工時の安全性が高い
- 施工が容易で、工期の短縮が可能
- 軽量で建物への負担が少ない
- メンテナンスや補修が容易
- 複雑な形状にも対応可能
- シームレスな防水層を形成
デメリット
- 厚膜形成には複数回の塗布が必要
- 初期の耐久性で他工法に劣る場合がある（ただし、技術の進歩により改善されている）
水性塗膜防水は、その特性から多くの状況で優れた選択肢となります。特に環境配慮や安全性、メンテナンス性を重視する場合に適しています。ただし、建物の状況や要求される性能によっては、他の工法が適している場合もあります。当社では、お客様のニーズと建物の状況を詳細に分析し、最適な防水工法をご提案いたします。
水性塗膜防水の施工方法
事前調査と準備
施工に先立ち、既存の防水層や下地の状態を詳細に調査します。この段階で問題点を把握し、適切な対策を計画します。調査結果に基づいて、必要に応じて既存の防水層を撤去します。また、確実な施工を行うために、作業エリアの清掃と養生を徹底して行います。
下地処理
防水性能を確保するため、下地の状態を最適化します。ひび割れや凹凸を丁寧に補修し、高圧洗浄で表面の汚れを除去します。その後、下地が十分に乾燥していることを確認します。これにより、水性塗膜材との密着性を高め、長期的な防水効果を発揮します。
プライマー塗布
下地との密着性を高めるため、適切なプライマーを塗布します。プライマーの種類は下地の状態に応じて選択し、均一に塗布します。指定された乾燥時間を厳守することで、後続の工程での密着性を最大限に高めます。
防水層の形成
水性塗膜材を複数回塗布し、強固な防水層を形成します。各層の塗布後は十分な乾燥時間を設け、確実な防水性能を確保します。特に端部や立ち上がり部分など、水が溜まりやすい箇所は特に丁寧に施工します。必要に応じて、下地の動きによるひび割れを防ぐため、絶縁シートを貼付することもあります。
補強処理
隅角部や配管周りなど、応力が集中する箇所には補強材を使用します。これにより、これらの弱点となりやすい部分の耐久性を高めます。建物の構造や要求される性能に応じて、全面に補強布を敷設する場合もあります。
トップコート塗布
最終工程として、耐候性や耐摩耗性を高めるトップコートを塗布します。このトップコートにより、防水層の寿命を延ばし、美観も向上させます。必要に応じて、防滑仕上げなどの機能性を付与することも可能です。
検査と仕上げ
施工完了後、膜厚の確認や水張り試験などによる品質検査を実施します。これにより、確実な防水性能を確認します。必要に応じて保護塗装や仕上げ塗装を行い、最終的な仕上がりを調整します。
清掃と引き渡し
全ての工程完了後、作業場所の清掃と養生材の撤去を行います。そして、お客様に施工報告を行い、維持管理に関する説明を丁寧に行います。これにより、施工後の適切なメンテナンスについてもご理解いただけます。
当社では、これらの工程を経験豊富な技術者が最新の施工技術と高品質な材料を用いて実施します。綿密な計画と丁寧な施工により、お客様の建物に最適な水性塗膜防水工事を提供し、長期間にわたって信頼性の高い防水性能を実現します。
Achievements
施工実績〜水性塗膜防水〜
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