耐候性と耐オゾン性

ゴムシートは紫外線やオゾンに対する高い耐性を持ち、屋外での長期使用に適しています。これにより、厳しい気象条件下でも劣化が少なく、防水性能を長く保ちます。

施工の容易さと信頼性

大きなシートを使用するため、施工が比較的速く、継ぎ目も少なくなります。また、工場で製造された均一な品質のシートを使用するため、現場での品質のばらつきが少なく、信頼性の高い防水層を形成できます。

メリット

1. 匂いは比較少ない
2. 施工が他の工法と比べて比較的速い

デメリット

1. 鳥害に弱い
2. シートの接合部に注意が必要
3. 複雑な形状への対応が難しい場合がある

ゴムシート防水は、その高い耐久性と伸縮性から、特に大面積の屋上や地下構造物など、建物の動きが大きい場所に適しています。しかし、初期コストや複雑な形状への対応など、考慮すべき点もあります。建物の構造、使用環境、予算などを総合的に判断し、最適な防水工法を選択することが重要です。

下地処理

既存の防水層や下地の状態を確認し、必要に応じて補修や清掃を行います。平滑で清浄な下地を準備することが、ゴムシートの密着性を高める上で重要です。

プライマー塗布

下地との接着性を向上させるため、適切なプライマーを塗布します。プライマーの選択は下地の材質や状態に応じて行います。

シート敷設

ゴムシートを敷設し、重ね合わせ部分を接着または溶着します。シートの重ね幅や接合方法は、使用するシートの種類や要求される性能によって決定します。

端部処理

壁際や配管周りなどの端部を丁寧に処理します。これらの部分は水が侵入しやすいため、特に注意深く施工を行います。

検査と仕上げ

施工完了後、膜厚の確認や水張り試験などによる品質検査を実施します。これにより、確実な防水性能を確認します。必要に応じて保護塗装や仕上げ塗装を行い、最終的な仕上がりを調整します。

清掃と引き渡し

全ての工程完了後、作業場所の清掃と養生材の撤去を行います。そして、お客様に施工報告を行い、維持管理に関する説明を丁寧に行います。これにより、施工後の適切なメンテナンスについてもご理解いただけます。

当社では、これらの工程を経験豊富な技術者が最新の施工技術と高品質な材料を用いて実施します。綿密な計画と丁寧な施工により、お客様の建物に最適な水性塗膜防水工事を提供し、長期間にわたって信頼性の高い防水性能を実現します。